2024年8月23日 / 最終更新日時 : 2024年8月23日 shirosuke コメディ 秘孔・肋骨砕き!滋賀県人伝説の真相に迫る 「おい、深爪!事件だぞ事件!」 パーマ液の強烈な匂いを漂わせた中年女性・鬼瓦刑事が、分厚い新聞をバシッと若手刑事・深爪の前に叩きつけた。深爪は眉間にシワを寄せながら、恐る恐る新聞を開く。 「コンビニ店員の肋骨を折った34 […]
2024年8月21日 / 最終更新日時 : 2024年8月25日 shirosuke コメディ マモルとイルカ子 ビーチで恐怖の出会い 海水浴客で賑わう夏の砂浜。中年男性、浜田マモル(56)は、一人寂しく砂の城を作っていた。 「今年の夏も…一人か…」 マモルは独り言をつぶやきながら、丁寧に砂の城壁を築き上げていく。そこへ、派手な水着を着た、見るからに陽気 […]
2024年8月18日 / 最終更新日時 : 2024年8月18日 shirosuke コメディ ベテラン漁師、鳴門海峡でドッキリ修行 海風がビンタを食らわす勢いで吹き荒れる、鳴門海峡。その荒波にも負けず、一艘の小さな漁船が浮かんでいた。 船首には、顔に無数の傷跡を持つベテラン漁師の源さん(78)。その隣には、源さんのような漁師を目指す弟子の陸太郎(24 […]
2024年8月17日 / 最終更新日時 : 2024年8月17日 shirosuke コメディ フェイクイチゴと雲みたいなクリーム 古びた喫茶店の一角。窓際の席では、真っ赤な革ジャンに身を包んだ大柄な男「赤木」と、天然系の可愛らしい女性「桃山」が向かい合っていた。テーブルの上には、半分ほど残ったイチゴパフェが佇んでいる。 「なあ桃山、お […]
2024年8月16日 / 最終更新日時 : 2024年8月17日 shirosuke コメディ 未来を地球儀に書き込む迷老人 市役所の受付窓口になぜか地球儀が置かれていた。地球儀の表面には、ところどころインクがにじんだ国名が見え隠れしている。それは、たった今、窓口を訪れたボサボサの白髪で顔には深い皺が刻まれている天童おじさんが置いたものだった。 […]
2024年8月16日 / 最終更新日時 : 2024年8月16日 shirosuke イベント コミケ伝説!宇宙ヤギ牧場の衝撃! 真夏の陽射しが容赦なく照りつける、東京ビッグサイト。その一角、ひときわ異彩を放つブースがあった。名前は「宇宙ヤギ牧場」。所狭しと並べられたのは、なぜかヤギの着ぐるみ。それも、宇宙服を着たヤギの着ぐるみだ。 […]
2024年8月16日 / 最終更新日時 : 2024年8月25日 shirosuke コメディ 深井翠とピンクマン、ファンタグレープとの死闘、そして物価高 路地裏の薄暗い電灯の下、深井翠(ふかい みどり)は巨大な剣を握りしめ、深いため息をついた。「ひ〜…本気ださなきゃかー」 彼女の相手は、なんと自動販売機。それも、なぜか凶悪な眼光でこちらを睨みつけている、ファンタグレープ専 […]
2024年8月16日 / 最終更新日時 : 2024年8月16日 shirosuke コメディ 喫茶「毒キノコ」の常連客、ボブの伝説 喫茶「毒キノコ」の薄暗い店内。マスターのジェイドは、カウンター越しに常連客のボブに話しかけた。 「ボブさん、今日はいつもと違うコーヒー豆を使っているのですが、お気づきになりましたか?」 ジェイドはニヤリと笑う。ボブは恐る […]
2024年8月16日 / 最終更新日時 : 2024年8月16日 shirosuke SF サカナトーク3000と喋る金魚 薄暗い部屋の中、ボサボサ頭の男が独りごちる。「フフフ…ついに完成した…私の最高傑作…!」。彼の名は藤巻フミヤ、自称天才発明家。ただ、発明といっても、彼が作るのはいつも微妙にズレたものばかりだった。 彼が掲げたのは、一匹の […]
2024年8月16日 / 最終更新日時 : 2024年8月16日 shirosuke コメディ 念力家電マスターの悲劇 「ついにこの日が来たか…!」 薄暗い部屋の中、唯一光るパソコン画面に釘付けになっているのは、自称天才発明家の藤吉博士だ。ボサボサの白髪に、白衣のポケットからは様々な工具が顔を覗かせている。彼の目は爛々と輝き、まるで少年の […]
2024年8月15日 / 最終更新日時 : 2024年8月15日 shirosuke コメディ ブラックバードとリボンちゃんの納豆大作戦 薄暗い路地裏、サングラスに黒コートという出で立ちの男、通称「ブラックバード」がタバコを燻らせていた。彼の向かいには、ピンクのフリフリワンピースに身を包み、頭には巨大なリボンを付けた少女、その名も「リボンちゃん」が立ってい […]
2024年8月15日 / 最終更新日時 : 2024年8月17日 shirosuke コメディ 真夏の冬眠男 真夏の太陽がアスファルトを溶かしそうな日差しの中、日傘を差した小柄な女性、ミツコは額の汗を拭いながら歩いていた。彼女の隣には、全身黒づくめの長身で痩身の男、タケシが、なぜか真冬のコートを着て無表情で歩いている。 「タケシ […]
2024年8月15日 / 最終更新日時 : 2024年8月25日 shirosuke コメディ バビロニアとピンクマンのシュールな一日 西新宿の雑居ビル5階、薄暗い一室。タバコの煙が紫煙となってゆらゆらと立ち込める中、2人の男が向かい合って座っていた。一人は長髪に髭を生やし、スーツを着た男、石破。もう一人は角刈りに黒縁メガネ、なぜか片手に金魚鉢を抱えた男 […]
2024年8月15日 / 最終更新日時 : 2024年8月25日 shirosuke コメディ 柴田独歩の結婚中毒 薄暗いバーの片隅、紫色のカクテルを舐めるように味わう男がいた。その名は、柴田独歩(しばた どっぽ)。紫色のカクテルしか飲まないという、奇矯な男だった。彼の向かいには、頭頂部だけが緑色に輝く最も奇妙な男、若葉マークが座って […]
2024年8月14日 / 最終更新日時 : 2024年8月14日 shirosuke コメディ 阪急ブレーブスロボの秘密 薄暗い喫茶店。窓の外では雨がアスファルトを叩き、店内に静かなリズムを刻んでいる。向かい合って座る二人の男、片方はボサボサ頭の髭面、もう片方は七三分けに黒縁メガネという、まるで正反対の風貌だ。 「なあ、加藤。」ボサボサ頭の […]